寺沼拓磨がS級へ特別昇級 ~小倉競輪場~

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寺沼拓摩
自慢のスピードで見事に9連勝を決めた
抜群のスピードでライバルをねじ伏せた

 4月14日(水)に小倉競輪場で行われたF1ナイターシリーズの11RA級決勝で寺沼拓磨(115期・東京)が豪快なまくりで快勝。2月28日~3月2日の前橋、3月26日~28日の京王閣に続いいて今節も完全Vを達成し4月15日付けでS級2班へ特別昇級を決めた。

 決勝は受けて立つ寺沼拓磨が正攻法に構え、後ろ攻めから押さえた鈴木涼介が打鐘手前から先行態勢に。中団へ追い上げを狙った谷元奎心を制して中団をキープした寺沼は最終ホームで後方を睨みながらタイミングを窺う。最終2コーナーから車を外に持ち出して反撃に出ると、鈴木の番手から自力に転じる菅田和宏を飲み込みゴール線へ一番乗り。

 「(特進を決めて)気持ち良くて。言葉で表せないですね。昨日(準決勝)が一番緊張して、今日(決勝)は力を出し切るだけだと思っていました。(今シリーズは)3日間通して自分の競走ができたと思います。(今後は)S級でどこまで先行が通用するか、そこを頑張りたい」

 ゴール後は何度もガッツポーズを見せて喜びを爆発させていた。後続を4車身千切って別線を圧倒した決勝の上がりタイムは11秒2。準決勝でも同タイムを叩き出しているスピードの持ち主で、S級に上がっても活躍が期待できるだろう。

細川和輝記者

2021年4月15日 11時05分

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