意識改革で飛躍を誓う嵯峨昇喜郎 ~松戸競輪場~

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嵯峨昇喜郎
内容あるレースに本人も納得の手応え
深谷知広のアドバイスを受けて

 10月6日に松戸競輪場でF1ナイターの初日が開催された。前期は競走得点100点を切るなど、状態を落としていた時期もあった嵯峨昇喜郎(青森・113期)だったが、近況は調子を取り戻しており予選は打鐘からの積極策で番手の安部貴之と北日本ワンツー。内容あるレースで復調ぶりをアピールした。
 レース後は、「内容にこだわろうと思っていました。前回の青森記念で、深谷(知広)さんが積極的な競走をしていかないと上では戦えないってコメントを出していて、それがすごく響いた。深谷さんはケガ明けだからこそ、積極的なレースをずっとやっていた。自分は前々回の富山で悪かった流れを断ち切りたかったし、青森記念では自分の役割を果たせたと思う。今回もその流れを断ち切らずにいきたい」とトップクラスで戦い続ける深谷に影響を受けて意識が変わったようだ。デビュー当初からポテンシャルの高さは折り紙付きなだけに、今後の飛躍に期待したい。

本吉慶司記者

2021年10月6日 20時07分

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