【コラム】さらなる高みを目指している橋本優己 ~四日市競輪場~

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橋本優己
地元の浅井康太を背に勝負所を逃さず攻め切る覚悟
スケールの大きな走りで存在感をアピール

 11月10日(木)に初日を迎えた四日市競輪開設71周年記念『泗水杯争奪戦』の11レースに登場した橋本優己(117期・岐阜)は大舞台で経験を積みながら確実にステップアップしている。今年一番の目標として掲げていたヤンググランプリの出場権を手にしたが、満足した様子は一切なし。さらなる高みを目指してスケールの大きい走りを披露している。
 
 「ヤンググランプリ出場は今年の初めに目標としていたことなので、権利を取れたことは素直に嬉しいですけど、G1を走らせてもらってきた中で、やっぱりG1でもっと結果を出せるようになりたいって思うようになってきたので。ヤンググランプリはその中での一つの通過点だと思うので。今期は14勝できているのでウィナーズカップの権利も気になっているんですけど、小さいレースをしないように。行くべきところではしっかりと動けるようにと思って走っているので」

 初日は地元の柴崎淳と上田国広を連れて別線完封の逃走劇を披露して2着。「ラインで決まったことがなにより嬉しいですね」と納得の表情。7月から12月までが選考期間となるウィナーズカップの権利獲得も視野には入っているが、決して小さなレースはしない。二次予選は地元の絶対的エースの浅井康太とタッグで、強い気持ちで攻め切る覚悟だ。
 「浅井さんとは寛仁親王牌の二次予選以来の連係ですね。オールスターの時は皿屋さんが番手で、浅井さんは3番手でした。しっかりと自分が前で力勝負をしてラインで決められるように頑張ります」 
 
 

細川和輝記者

2022年11月10日 22時24分

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