森田優弥が節目の200勝を達成 ~岸和田競輪場~

節目達成の嬉しさより悔しさが残るシリーズ
6月22日にシリーズ最終日を迎えた第76回高松宮記念杯の11レース特別優秀競走で、森田優弥(埼玉・113期)が節目の200勝を達成した。
レースは正攻法の構えからの突っ張り先行を得意としているS班の新山響平。車番の悪い森田は後ろ攻めをよぎなくされたが、青板手前から上昇していき新山にプレッシャーをかけると、新山は意外にもすんなり3番手の位置まで下げる。皿屋豊が北勢の外でフタをする形で内に封じこめて、打鐘目掛けて一気のスパート。森田は冷静に中部ライン2車を出させて間合いを取ると、最終2コーナー手前からまくり発動。浅井康太の横を一瞬で通過すると、そのままゴール線を一番に駆け抜けて節目となる200勝を達成した。
「僕はチャレンジャーなので新山さんに突っ張られないように早めに動きました。(新山がすんなり下げたのは)ちょっと意外でした。(最終2コーナーからまくり出たが)ちょっと集中できていないというか、良くなかったです」
強敵撃破に成功して白星締めとなった森田ではあるが、そこに笑顔ない。現状の課題を見つめて、研鑚を積む。
「(今シリーズを振り返って)普段から先行していないのがバレバレな負け方だったので悔しいです。次のオールスターは出られないので、親王牌に向けて頑張ります」
次なる照準は10月に行われる寛仁親王牌。今シリーズは関東地区から決勝に勝ち上がったのは末木浩二ただ一人と、森田だけではなく眞杉匠や吉田拓矢らも準決勝の壁に跳ね返された。関東地区で行われるG1で借りを返すためにも〝先行力〟を求めている森田がさらに攻撃的なレースで別線に立ち向かっていく。
2025年6月22日 18時08分
-
選手詳細データ
-
森田優弥 選手埼玉・113期