連日の走りは強さが際立っていた！

　7月3日に名古屋競輪場で開催されたFIナイターシリーズにおいて、小川三士郎（徳島・125期）が3連勝を決めた。6月の取手FI、青森FIナイターに続く3場所連続の完全優勝となり、S級への特別昇級となった。125期では7人目のS級特進となった。

　レースは初手4番手からスタートした小川が赤板で切りにいくが、前受けした中川聖大が突っ張る。車を下げて5番手の位置で態勢を立て直すと、打鐘過ぎに一気に反撃開始。察知した中川も踏み上げて最終ホームから両者で踏み合いになるが、2コーナーで小川が出切る。後方から単騎の吉川希望が鋭くまくり上げてきて迫ってくるが、小川は最後の力を振り絞って踏み直し、後続を振り切って9連勝を達成した。

　今年2月の防府で特別昇班して、A級上位戦でも白星を量産していた。6月の防府FIIモーニングでも特別昇級へ王手をかけたが、再三のけん制を受けてまくりが届かず2着で阻まれた。それでも次開催の取手からひとつずつ白星を積み重ねると、父（圭二）との同斡旋となった今回の名古屋で特別昇級を決めた。
　父でもあり、師匠でもある小川圭二（68期）と兄の丈太（111期）が待つS級へと足を踏み入れた。S級でもA級時代と変わらず、スケールの大きい走りで四国を、そして競輪界を代表する大砲へと成長していってほしい。

• 選手詳細データ

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  小川三士郎 選手徳島・125期