S級を目指し一から立て直す

　川崎競輪ミッドナイトF2が、7月31日（木）から開催される。今節は7レース制で、A級1、2班のみで行われる。初日特選7レースに出走する斉藤樂（宮城・123期）は、合宿に行った成果を見せようと意気込んだ。

　7月静岡F2から中16日空いた斉藤は、その間に充実した練習が出来た様子。若干疲れ気味の表情を浮かべながらも、近況をこう振り返った。

　「昨日まで、北海道に合宿に行ってました。仙台は暑すぎて、外での練習とかはセーブしてやらないと相当きついんですよ。札幌の方に行って、街道練習をしっかりやってきました。思っていたよりも暑かったけど、仙台に比べれば全然。和田圭さんとか、阿部拓真さんとか、先輩方と濃い練習ができました。4泊したんで、結構長かったですね。飲みに行ったりもしたけど、かなり真面目に、しっかり練習してきました。疲れはあるけど、今回はミッドナイトなんで、レースまでには回復させたいです」

　今期から降級となり、2場所走って1着は前回最終日の敗者戦のみ。満足いく結果は、まだ残せていない。合宿を経て、練習面だけではなく、精神的な変化もあったようだ。

　「先輩達と話して、ちょっと気持ちを入れ替えないとなって思いました。（降級後は）着にこだわり過ぎて、人任せなレースばかりになってました。A級だと自分が人気になるんで、それに応えないとと思って、小さいレースばかりになってた。それが、今A級でもたついている要因なんじゃないかって、先輩達にも言われて。また一からじゃないけど、ちゃんとレースをしないと駄目ですね」

　まだまだ成長途上の23歳。この降級も糧にして、強くなってS級へと返り咲くつもりだ。

• 選手詳細データ

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  斉藤樂 選手宮城・123期