野口裕史が通算300勝を達成 ~京王閣競輪場~

徹底先行で積み重ねた価値ある節目勝利
10月4日に行なわれた京王閣競輪開設76周年記念『ゴールドカップレース』の3日目、4Rに登場した野口裕史(千葉・111期)が通算300勝を飾った。登録日から10年以内での通算300勝は竹内雄作、以来7人目。神山雄一郎、吉岡稔真、原田研太朗に次ぐ、史上4番目での300勝達成となった。
レースは日高裕太を目標に番手戦で臨んだ。打鐘過ぎ2センターで落車のアクシデントが起きるも、それを避けた野口は1コーナーから自力に転じて、最終2センターで逃げる高田修汰を捕らえると、切り替え追った福永大智を振り切った。
「(300勝を達成したが)勝ち上がりじゃない所でだし、今は点数が97点代なんで(それどころじゃない)。S級に残れるかどうかなので。(レースは)日高が気合いが入っていて突っ張る感じだったけど、モガき合いになると思ったし、引いて全力で行ってくれればと。(打鐘2センターで)事故があって、いつもだったら外に避けるけど飯嶋さんに吸い込まれる感じで内に。(自力に転じてまくれたのは)高田君と幸田君がモガき合っていたし三谷君の所まで行ければと思っていたけど、福永君も後ろを見ている感じがなかったので。(膝を痛めて)3ヶ月ぐらい練習ができていなくて、武田(豊樹)さんとかに体が小さくなったと言われた。(これまで)グループ練習をしていなかったけど、(ここに来る前は)武井(大介)さんとか海老根(恵太)さんとやって、足りない所がわかった。今日も(残り)2周の低速からのダッシュとか、昨日も(別線が)やり合った所を行けていないので」
デビューから徹底先行で駆け抜けた8年5ヶ月。近況は怪我の影響で低迷する時期もあったが、徐々に復調の兆しを見せており、本来のパワーあふれる野口が見れる日も近そうだ。
2025年10月4日 13時33分
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選手詳細データ
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野口裕史 選手千葉・111期