多彩な攻めを見せた雨谷一樹 ~川崎競輪場~

感覚が戻ればもっと色んなことができる
川崎競輪場では4日にナイターFⅠシリーズ『オッズパーク杯』、2日目の開催が行われた。第11レースのS級準決勝では雨谷一樹(栃木・96期)が多彩な攻めから2着を確保し決勝に勝ち進んだ。
2着とはいえ、競走は価値のある内容。前受けから打鐘で上昇した根田空史の番手に飛びつき新田康仁をさばく。根田が林昌幸に最終ホームで叩かれると、
今度は切り替えて中四国勢を追っていた単騎の竹内智彦をどかす。2センターでは根田をキメて内を突いての2着。やれることは十分やっただろう。
それでも「引いても4番手。だから番手勝負しか。作戦と違ってしまった。最後も内を突いてしまったので(後ろの)桑名君も外を回させることになってしまった」と悔やむ。
雨谷はこの後、追加を受けない限り次走は前橋の寛仁親王牌になる。「前々回の共同通信社杯で落車してしまったので感覚が戻ってくれば、もっと色んなことができると思う」。
準決の競走でも十分だと思っていたが、雨谷はもっと上を目指している。まずは今回Vを決めて次走GⅠへの足掛かりとしたい。
2025年10月4日 23時56分
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選手詳細データ
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雨谷一樹 選手栃木・96期