豪快にまくった加瀬加奈子 ~川崎競輪~

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加瀬加奈子
1着スタートにポーズもバッチリ
普段の先行が布石に

 川崎競輪F1ガールズナイターは、26日(火)に初日が行われた。ガールズ予選1、6レースは、加瀬加奈子(102期・新潟)が豪快にまくって快勝。自慢のパワーを爆発させた。

 打鐘で青木美保が切って、布居光が最終ホームからカマす。青木と布居の車間は大きく空くが、加瀬は3番手の位置で落ち着いて構える。2コーナーから青木の上を一気にまくり上げると、2センターではあっさりと布居をまくり切って先頭へ。2着に3車身差を付けての圧勝劇に、レース後は豪快に笑った。

 「男子選手から、普段から自力を出しているからこういう展開に恵まれるって言われたよ。それは自分でもそう思う。普段から先行してるから、みんなが自分を行かせないようにって動いてくれる。先行してるからこそ、ああいう展開になるんだよね」

 雨と強風のコンデションも、加瀬にとってはなんてことない。予選2、6レースも、自分の競走を貫いてファンの期待に応えよう。

 「川崎は重いとか、風とか、雨とか、そういうネガティブな情報も聞いてたんだけど、弥彦の街道練習に比べればへっちゃら。池端(将巳)さんが予想する側になって、『ファンは加瀬が自力だと思って予想するんだぞ』って言われて、しょぼいレースをしてる場合じゃないなと思ったよ。最近は男子のアマチュアとも良い自力の練習ができてるからね」

 ガールズ創成期から貫いてきた自力勝負で、今節もファンを熱くする。

熊谷洋祐記者

2024年3月26日 21時26分

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