特別昇班を狙う上杉有 ~大宮競輪場~

photo-112666
上杉有弘
奈良の失敗の分も今度は特別昇班を決める
背水の陣の気持ちで

 大宮競輪場では17日にFⅡシリーズの2日目の競走が行われた。第3レースの準決勝では上杉有弘(福井・127期)が逃げ切り。8連勝でA級2班への特別昇班へ王手をかけた。
 
 準決の上杉は最終ホームから叩いて逃げ切りを決めたが「4車で出切れるスピードでなかった。自分がメンバーの中で一番強いのだから、それくらいでないと」と勝った中でも反省。仕方のない面もあるが自分に手厳しい。
 
 上杉は先月の奈良でも特別昇班のチャンスがあったが失敗している。「行けなかったし、気持ちが弱かった」と振り返る。
それだけに、今回は特別昇班を決めたいところだ。「(同期対決で)木村(優駿)君に勝ってこそです。緊張はするけど背水の陣、
それくらいの気持ちで挑みます」。

 展開を想定すれば、木村が先行、単騎の泉文人が中団、上杉は後方からの仕掛けになるのではないかと問うと
「3コーナーで出切れれば直線が長いのでイケると思う」と想定する。木村の先行力、そこを上杉が力ずくで踏み勝って特別昇班を決めるか。
運命の決勝戦はもう迫っている。

木村貴宏記者

2025年11月17日 19時00分

開催情報

ページトップへ