下地を作って上のクラスに上がりたい

　川崎競輪場では明日の10日からFⅡのナイター開催が始まります。ここでは、チャレンジ戦でV候補の一人でもある上杉有弘(福井・127期)を取り上げたい。

　上杉は前回の奈良でA級2班への特別昇班をかけていた。しかし、決勝では後方の6番手になってしまい、2角前からまくって出たが、届かずの3着で特別昇班にはならなかった。
「言われました。『大事な場面で行く気持ちがないと上でも勝てないと』」と反省する。
しかし「あのまま勝って上のクラスで戦ってもダメだったかも。修行ですね。ここで力を付けて下地を作ってから上へ上がりたい」。
確かに特別昇班はならなかった。だが、長い目で見れば上杉のような考えでいけば最終的には勝利者になれるかもしれない。

「何が何でもという訳ではないけど」と前置きしながらも「最近は長く逃げられていないので」と、また0からのスタートなら先を見据えて大きな競走をする日々が増えてくるかもしれない。
パワーアップした上杉を見られる日を楽しみにしたい。

• 選手詳細データ

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  上杉有弘 選手福井・127期