混戦模様の1・2班戦を制すのは? ~武雄ミッドナイト~

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峰重祐之介
タテ脚のキレはA級レベルではない
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西島叶子
フレッシュクイーンに繋がる走りを

 本日4月1日から新年度一発目のミッドナイト開催が小倉とともにこの武雄で開催される。かなりの混戦模様で、地元の立部楓真が率いる九州勢や吉田篤史、太田剛司にも優勝のチャンスだが、戦力的には中四国勢が一番まとまっている。中でも本命に推すのは峰重祐之介だ。夏場に1カ月以上レース期間が空いてしっかり練習できた成果で前期から調子を上げてきていただけに、A級ではいきなり格の違いを存分に示している。1月別府、2月松山ミッドナイト、3月奈良ミッドナイトとVラッシュ。別府、松山の決勝は3番手から突き抜け、奈良の決勝は俊敏な前々戦で最終的に番手を取り切って差し切り勝ち。タテ脚に、捌き、コース取りと全てが一級品だ。「先行する脚はないけど、まくる脚はあるので動けるマーク屋というのが自分の理想。流れがいいし、見てもらった通り調子もいい。戦えるコンディション。2年ぶりのA級でも違和感なく走れている」。連係してワンツー実績もある今野の番手ならもちろん、自分で自力自在戦でも信頼性は高い。

 ガールズは、一撃の破壊力はガールズ屈指で今年に入って完全V3回の柳原真緒が主役を務める。しかし、大怪我を乗り越えて復活の中川諒子、内村舞織、西島叶子の九州勢も黙っていない。中でも注目したいのは新鋭・西島だ。元々が在所3位のスター候補だが、デビュー直後は決勝にも乗れず出遅れた。しかし、徐々に実戦で力を発揮できるようになって成績はうなぎ上りだ。12月松阪で遂に初優勝を決めると、今年に入ってもVこそないが、準V3回に、決勝3着2回と安定してにV争いに加わっている。ダッシュが売りで、“しっかり自力で1着を取りたい”。まだまだ反省のレースが多いようだが、目指すところが高いから。脚力アップだけでなく、レースを重ねて周りも見えるようになり、組み立ても格段に進歩している。ここを走れば次走は18日に西武園で行われるガールズフレッシュクイーン。優勝したいと目標にしている初の特別レースに納得のレースで弾みを付けられるか。

権田浩一記者

2021年4月1日 14時08分

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