郡司浩平がGR賞を制す ~京王閣競輪場~

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郡司浩平
リズムよく正念場の準決へ
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①松浦悠士との伸び比べに勝った②郡司浩平
G1の3連覇にまた一歩前進

 京王閣競輪場を舞台に開催さている「第75回日本選手権競輪(G1)」は、5月7日に4日目が行われ、メインの「ゴールデンレーサー賞」では見ごたえのバトルが展開された。平原康多が最終的に主導権を握ったが、別線が次から次に襲い掛かった。一度は後方に置かれた郡司浩平(神奈川・99期)だったが、直線で松浦悠士との攻防に踏み勝ち1着。賞金1929000円を獲得して、昨年からの競輪祭、全日本選抜に続くG1の3連覇に弾みをつけた。
 「1回動いてからと思ってたけど、あんなに入れ代わり立ち代わりになるとは思わなかった。ゴールデンレーサー賞なんでみんな積極的に来るんだろうなっていうのがあったけど、僕の想像以上でした。それで後方になってしまった。でも、踏み上げていけた。(3日目が)休みだったりして、わりとフレッシュな状態で1走できたんで、これでピリッとして準決につながるかなと」
 失格以外では準決進出が決まっているだけに、単調な流れになることもある「ゴールデンレーサー賞」だが、2年ぶりのダービーシリーズでは目まぐるしい展開。“激流”を勝ち切った郡司は、5日目の準決で同県の内藤秀久とのタッグで10レースに出走予定だ。鈴木庸之、渡邉一成、竹内雄作との細切れ戦をどう立ち回るのか。ダービーの準決だけあって気の抜けないメンバーだが、郡司に熱い視線が注がれる。

竹内祥郎記者

2021年5月7日 19時47分

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