117期が熾烈なV争い ~立川競輪場~

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下井竜
先行一本の競走で力を付ける
下井竜は2場所連続完全Vも視野に

 8月30日から開催されている山口健治杯は9月1日に最終日を迎える。7Rに行われるA級決勝戦は117期の3名が勝ち上がり、直接対決はほぼ初めてに等しく互いに心中を探る。

 連日の先行策で別線を完封した下井竜(117期・三重)は6連勝に期待がかかるが「決勝も自分のスタイルで頑張るだけ。渡邉君とはチャレンジファイナルで一度対戦して自分の後ろに入られて負けている。相手の動きを見ながら巧く逃げたいですね」と自らのスタイルを貫く構え。
 
 今節は未勝利ながら安定感ある走りで決勝へ進んだ渡邉雅也(117期・静岡)は「同期の2人は強くて先行力があるし構えていると展開的に厳しい。自分も仕掛けないと勝ち目はないと思うし、負けないように」と前々戦で混戦断ちを狙う。

 ホームバンクの山本勝利(117期・東京)は準決勝で師匠の山崎充央(79期・東京)とワンツー。決勝も師匠に託されて「準決は緊張したけど決められて良かったです。同期の2人はどんなタイプかわかっているしやりやすい。地元だし気持ちで負けないように」と同期の2人に点数では劣るが、地の利と誰よりも気合を入れるだけに好勝負が期待できる注目の一戦だ。

及位然斗記者

2021年8月31日 18時30分

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