中釜章成が3場所連続V ~小倉競輪場~

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中釜章成
自慢のスピードを存分に発揮!
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松本憲斗
初優勝で高々とガッツポーズ
チャレンジは松本憲斗が嬉しい初V

 11月5日(金)に最終日を迎えた小倉ミッドナイト・WINTICKET杯はA級1、2班戦で中釜章成(大阪・113期)が、飛ぶ鳥を落とす勢いで勝ち上がってきた林昌幸(愛媛・119期)の突っ張り先行をまくりで捕らえて3場所連続優勝を達成した。チャレンジ戦では松本憲斗(熊本・119期)が初優勝を完全Vで決めた。

 中釜章成は「(3場所連続優勝できて)よかったです。林君が駆ける感じがなかったらそのままカマシていこうと思ったが、結構、踏んでいたので構えました。脚も使っていなかったですし。2日目が終わってから後輪のハブを整備したら車の出が見違えるように良くなった。進みがこの2日間と全然違った。だからまくったときにはいけるなと思った。スピードには自信があるので」と自転車を整備したことで、進みが段違いとなり、新鋭の林を瞬く間に飲み込んで見せた。「今回が初めての小倉だったけど、バンクは綺麗で走りやすかった。次は競輪祭でここを走りたいですね。ここで終わる選手じゃないと自分でも思っているし、もっと上に行けると思っている。次は地元戦でそれまでに期間も空くので、しっかりと練習したい」と来期のS級を見据えつつも次開催の地元戦へのやる気も十分だ。

 チャレンジ戦では松本憲斗が同期3人を中団まくりで撃破して嬉しい初優勝を決めた。「やっとですね。決勝に上がってもずっと悔しい思いをしていたので、かなり嬉しい。今開催は展開が見えていました。先に切れば山本君がくるのは分かっていたので冷静に出させて車間を切ってみていた。原井さんが外に振ってくると思ったけど、乗り越えられたのでよかった。優勝できてホッとしている。練習を頑張ってきた甲斐があった。師匠(合志正臣・81期)から『慌てる必要はないけど、11月中には優勝しろよ』と言われていたから11月の始めに優勝できて良かったです」と喜びを爆発させた。兄弟子の瓜生崇智(熊本・109期)が250競輪で優勝したことを伝えると「本当ですか?! めちゃくちゃ良いメンバーが揃っていたのにさすがですね。兄弟子でめちゃくちゃ憧れているので、同じ日に優勝できて嬉しい。脚もクラスも全然違いますが(笑)。」とにっこり。「次は18日からの広島なのでそこでも3連勝できるように頑張りたい。熊本競輪場が再開されたときにS級で戦えているようにこれからも練習して頑張りたい」と抱負を語ってくれた。

 小倉競輪場の次開催は11月9日~11日のミッドナイトです。どうぞお楽しみ下さい。

池端航一記者

2021年11月5日 23時44分

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