レインボーカップA級ファイナル ~取手競輪場~

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橋本瑠偉
今期の勝率は脅威の80%
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台和紀
当所は好相性のバンク
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小原唯志
唯一の地元選手として気合十分
A級のトップ9が集結!

 6月4日(土)から取手競輪場で開催されている開設72周年記念『水戸黄門賞』GⅢは明日7日(火)に最終日を迎え、第9レースではレインボーカップA級ファイナルが行われる。来期のS級が確約されていないのは橋本瑠偉と台和紀の2人となり、両者は是が非でも確定板に入ってここで特別昇級を決めておきたい。

 橋本瑠偉(栃木・113期)は佐賀籍だったが(石井菜摘・114期、19年11月引退と結婚したことで)2月のいわき平から栃木籍となり、そこから白星を荒稼ぎしている。「栃木に移籍して眞杉(匠)と街道で練習していて、彼に引きずり回されて勝手に脚が付いた。練習中でも競ってきたりもあって正直、レースよりも練習の方がキツい」とG1戦線で活躍している同期とトレーニングしていることで脚力がアップした。

 白星を量産している理由はそれだけではなく「嫁さんと、その両親がいろんな面で凄くサポートしてくれていて結果を残すとおいしいご飯を食べに連れていってもらったりだとか、直前も子どもの面倒を見てもらって嫁さんと2人でおいしいご飯を食べてきた」と私生活の充実がいい結果に結びついている。

 「小原さんの車番がいいからやりやすいし、ラインが長い分、チャンス。今まではカマシにいくときに後ろに気を付けていたけど、小原さんならそこを気にせずに行けるし、力を出し切れる。久々の9車なので、立ち遅れないように」と自身の力を存分に発揮できるレースになりそうだ。

 台和紀(埼玉・83期)は関東勢とは連係せずに、静岡の齋木 翔多を指名した。
 「寺沼君が栃茨にいくなら、それなら齋木君にって感じですね。初めてだけど、積極的な選手なのは分かっている。去年の夏から平原(康多)君の所で練習していて、脚力どうこうよりも運気が良くなったのかなってのがある。みんなS級で頑張っているから自分もS級で走りたいし、できれば(S級に戻って)平原君とも走りたいですよね」とS級復帰を渇望している。

 小原唯志(茨城・101期)は来期のS級が確定しているが、メンバーの中で唯一の地元選手。
 「ここまでは今回の記念で走っている人たちと練習していました。9車立てを走りたかったんですよね。見ているのも9車立てのほうが楽しい(笑)。今回は橋本君の番手で頑張ることにした。彼が頑張ると言ってくれましたから。彼は勝ち切れる強い選手だし、レースはよく見ている。競輪好きなので(笑)」と橋本とは初連係でも走り方は把握済み。「今回は番手だけど、自力でもまだ頑張りたいし、また地元記念も走りたい」と、先を見据えて走る地元の小原にも注目が集まる。

池端航一記者

2022年6月6日 18時52分

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