橋本瑠偉が会心のカマシでライン決着に導く ~立川競輪場~

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橋本瑠偉
次節はウィナーズカップを控える
準決は同型の松井宏佑との2分戦

 3月8日(金)に立川競輪場でF1シリーズの初日が開催された。初日10R、S級予戦が行われて、関東3車の先頭を任された橋本瑠偉(栃木・113期)が打鐘4角からのカマシで別線完封劇を披露した。最後は番手の芦澤辰弘にタイヤ差で差されはしたものの、ライン3車を連れ込む好内容のレースを披露した。

 「フタをされてそのままだとしょうがないし、結果的に引いてタイミングがいい時に仕掛けた。出切ってからもすぐに降りないで、3番手の山田(義彦)さんまで出た所で降りた。踏めている感じはあるけど、後ろが芦澤さんだったし、抜かれないように目一杯踏んでフォームが崩れたので、その辺りは修正したい。準決は松井(宏佑)さんとの対戦は嫌だけど、前々に踏んでダッシュ戦に持ち込めばどうにかなるかもしれない。次はウィナーズカップがあるし、力を出し切る競走をしていきたい」

 初日に連係した芦澤からは「橋本君が気を遣って駆けてくれた。力が違いますね。104点の脚じゃないです。彼は後ろに付いていてビリビリする選手の一人。立川であれぐらいしか抜けていないし、他の場じゃ抜けていないと思う」と太鼓判を押されている。2日目は12Rの準決勝に出走予定で、松井宏佑との壮絶なスピード戦に注目だ。

髙野航記者

2024年3月8日 18時16分

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