今年も宮越孝治が地元記念で奮闘する ~富山競輪場~

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宮越孝治
2年連続の決勝進出を目指して初日から気力で戦い抜く
大怪我を乗り越えて大事なシリーズを迎える

 8月20日(土)から富山競輪場を舞台に『瑞峰立山賞争奪戦』が幕を開ける。今シリーズはオールスター競輪から中3日のタイトなスケジュールで行われるが、気力溢れるS班3名が集結。ハイレベルな戦いが予想されるが、地元の宮越孝治(富山・82期)は2年連続2度目の決勝進出を目指して初日から奮闘する。
 
 昨年の70周年大会では初日、準決と白星を挙げて決勝に勝ち進み4着と過去一番の成績を収めたが、昨年11月の四日市記念で落車して背骨を圧迫骨折する大怪我に見舞われた。1月別府から復帰を果たしたが、今年の地元記念を迎えるまで順調とはいかなかった。
 
 「去年の四日市で背骨を11か所骨折したときは正直、もうダメかなって思いました。たぶん、背骨の半分ちかくのは折れてしまったので。今までとは全く感覚が違いますし、バランスも崩れてしまって自分自身の体じゃないみたいでした。でももうその時から今までの自分とは違うんだって新しい、〝ニュー宮越孝治〟だと思って。生まれ変わったと思って頑張っています。6月の岐阜は柴崎あっちゃんのおかげで優勝することもできましたし、今年もこの大会を走れるので頑張りたいですね」
 
 宮越孝治は全国の競輪場のカメラの位置を把握しているという噂もある。地元バンクのカメラ位置はもちろん把握済み。富山はゴール後にバック戦を通過するタイミングで1着選手をカメラがアップで捕らえるが、〝宮越スマイル〟を披露するためにも初日からしっかりと1着を狙っている。

細川和輝記者

2022年8月19日 16時10分

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