地元のエースが1着スタート ~小田原記念~

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郡司浩平
4度目の当大会制覇へ好スタートを切った
二次予選は本業の自力戦

 小田原競輪開設73周年記念『北条早雲杯争奪戦(G3)』は25日に初日が行われた。初日特選12レースは、地元のS班・郡司浩平(神奈川・99期)が深谷知広(静岡・96期)を鋭く差し切って1着スタートを決めた。

 青板2センターから一気にカマした深谷が、完全にレースを支配する。郡司は車間を切って別線に睨みを効かせ、ゴール前で差し切った。オールスター最終日の落車から中8日での参戦で「(調子が)いいとは言えない」と正直に話したが、明るい材料もある。今節から投入した新車に関しては「手応えを感じました」と言い切った。
 「フレーム自体は良いですね。あとはセッティングと、体の問題。初日は人の後ろでしたけど、二次予選は違う形になる。こういう時に自力でやることで、自分の(調子を図る)バロメーターになると思っています」
 2日目もメインの12レースに登場する。たとえ手負いとあっても、絶対に負けられない立場。押しも押されもしない地元の絶対的エースが、本業の自力戦で真価を発揮する。

熊谷洋祐記者

2022年8月25日 19時11分

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