「周防国府杯争奪戦」初日は大勢のファンが駆け付けた ~防府競輪場~

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桑原大志
山口県で初のS班となった地元の重鎮
予選は地元勢の活躍が目立った

 11月3日、防府競輪開設73周年記念「周防国府杯争奪戦」の初日が行われた。今シリーズを最後に2年間本場開催がない競輪場には、開場前から長蛇の列ができ、大勢のファンが選手の熱いレースを生で観戦した。地元勢には後押しになる声援が送られ、1着を獲ると大きな拍手に包まれた。

 11レースで勝利をつかんだ桑原大志は、山口県で初のS班となった実績のある選手で人気も高い。大きな声援には「道中から緊張させてくれましたね(笑)」と、プレッシャーを力に変えることができた様子だ。

 7レースで今シリーズの地元勢初勝利となったのは山下一輝。「昨年(決勝3着)からあっという間でしたね。また一からと思って集中できていた。(地元から)前の2人(久保田、國村)が勝ち上がっていたので、続けて良かった。(お客様の声援がすごかったが)初日から子どもの声も聞こえてきたし、うれしかった。状態はいいのかなって。落ち着いて、ひとつ、ひとつ、丁寧にやっていきたい」と小さなファンの声援を喜んだ。

 地元記念5連覇を狙う絶対エースの清水裕友は初日特選を先行勝負で6着にはなったが軽快な動きを披露。「こんだけお客さんもおったら出し惜しみできないっす」と二次予選以降も全力を誓った。

 明日からも地元勢の活躍に注目だ。

小山裕哉記者

2022年11月3日 18時56分

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