大阪コンビが鮮やか過ぎる好連係 ~松戸競輪~

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稲川翔
熟練の番手技量を魅せた
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岡崎智哉
本来の力強さが戻ってきた
決勝も強力ラインを形成

 松戸ナイター競輪ガールズF1は7日(火)に決勝戦が行われる。準決勝10Rでは人気の大阪コンビが好連係を見せてワンツー。決勝戦も再連係となる。

 赤板過ぎに岡崎智哉(大阪・96期)が別線を叩く。グングンとペースを上げていくと、番手の稲川翔(大阪・90期)が最終ホームで車間を切って敵に睨みを効かせる。堀内俊介がまくってくるが、稲川は合わせるように車間を詰めていくと、最終3コーナーでトンっとブロック。ゴール寸前差し切って、大阪ワンツーが決まった。鮮やかに別線を止めた稲川は、こうレースを振り返る。
 「(岡崎は)焦るなよと思いながら走ってたらその通り走ってくれて。自分も絶対に何とかするって気持ちでいました。内を空けると誰か突っ込んでくるだろうし、堀内君をずっと見て、最後まで引き付けて。うしろがゴチャ付いても嫌なので、最小限の動きでした。いつでもできることをやっていかないといけないので」
 稲川の技術も圧巻だったが、レースをメイクしたのは岡崎。稲川のアドバイスが効いたようだ。
 「最近良くない原因は技術的な所だと思ってたけど、稲川さんには精神的にも前と違う感じがするよって言われて。相手を気にせずにもっと自分を信じて走れって言ってもらえました。もちろん技術的な所もあるんだろうけど、普段から一緒にいる稲川さんにそう言われるってことは精神的にも以前と違ったんだと思う。その言葉で、今日は自分を信じて走路だけを見て走れました」
 決勝戦は、両者の後ろを稲垣裕之(京都・86期)が固める充実の布陣。「熱い走りをしたい」と、先頭を走る岡崎は気合を漲らせた。

熊谷洋祐記者

2023年2月6日 21時45分

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