稲川翔が初日特選を制す ~玉野記念~

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稲川翔
鋭い差し脚で好スタート
前回も2回連係している三谷竜を目標に白星スタート

 3月26日(日)に幕を開けた開設72周年記念『瀬戸の王子杯争奪戦』の初日一次予選はオープニングレースから波乱のスタート、7レースと9レースでは3連単で13万円を超えるビッグ配当も飛び出した。初日のメインの12レースは福島両者が人気を背負っていたが、好調の三谷竜生が中団確保から鮮やかに山崎賢人をまくってみせると、追走した稲川翔(90期・大阪)が直線でシャープに抜け出して近畿でワンツー決着。2日目以降に弾みを付ける形となった。
 「(三谷は)力強かったですね。松浦君の動きもずっと見えてたし、あれ以上まくってきたら仕事をしようと思ってました。ただ、松浦君もそれを分かってる感じで後ろでツケマイする感じで回してきていた。(三谷)竜生があそこまでやってくれれば、最低限でも1着と思ってました。竜生のおかげです。自分の状態も悪くはない」
 
 ネーションズカップ帰りの山崎賢人を軽くまくってみせた三谷竜生(101期・奈良)も納得の手応え。思い通りにレースを組み立てて強敵撃破に成功した。
 「あの並びになったら、先に切った方がいいかなと思ってました。あれ以上待ったら、新田さんは絶対に飛んでくると思って自分のタイミングで踏みました。松浦君の動きは踏み込んだ後に見えた。調子は前回から変わらずいいですね」
 
 稲川翔は2日目の6レースで同郷の岡崎智哉を目標に、地元の太田海也と激突。三谷竜生は7レースで二段掛けも可能な山根将太-隅田洋介-月森亮輔で並ぶ地元ラインが相手に。一つでも上のステージを目指して奮闘する地元勢の前に大きく立ちはだかるか注目したい。

細川和輝記者

2023年3月26日 18時18分

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