郡司浩平が4度目の小田原記念制覇 ~小田原記念~

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郡司浩平
賞金ボードを掲げて勝ち名乗り
ラインの絆を示した

 開設74周年記念『北条早雲杯争奪戦』は4月16日(日)に決勝戦が行われた。優勝は地元の郡司浩平(神奈川・99期)。深谷知広の番手からまくって、17度目のG3制覇を達成した。4度目の小田原記念制覇で、地元平塚で行われるダービーに向けて弾みを付けた。

【郡司 浩平(1着)】
 「スタートは普通に負けて後ろからでした。後ろから、しっかり深谷さんのタイミングで行くと思っていました。思ったよりも他のラインが反応してなくて、一本棒になってましたし、来れないだろうなってペースでした。バンクが重くて、それで深谷さんの強味が出たというか、後ろも脚がたまらない感じだった。初日も眞杉君はまくりに来ていたし、新田さんの動きもあるし、後ろに地元2人もいるんで(後ろにも)勝機があるところで仕掛けようと思ってました。脚はたまってなかったけど、2日目に自力を出せた分ゴールまで踏み込めた。優勝できたことが大きいですし、地元のレースが続くので気持ちも入る。次につながる開催でした。(ダービーまでの)2週間、練習から気もちを引き締めて、体調管理にも気を付けてレースに入りたい」

【新田 祐大(2着)】
 「深谷がとんでもないスピードで来て、後ろもきつかった。爆風でタイミングを計るのも難しくて、南関がピタリと車間を詰めていたのもあって難しかった。敵ながら見事なライン形成でしたね。郡司が踏むと思っていたし、そのタイミング次第で踏もうと。爆風で踏み上げちゃうと失速して3コーナーで伸びないと思ったし、様子を見ながら仕掛けた。深谷の動きの中での発進なんで、郡司もどうかなと思ったけど、自力で走ってる選手だけあって強かった。理想は他地区が多い中でも(和田と)ゴール前勝負だったし、最低限のラインはクリアできた。中2日で調整なしで体を酷使しながら、結果を求められる中で良い経験ができた。優勝できなくても、最低限はできたし、持ち帰って2週間しっかり備えたい」

【和田 圭(3着)】
 「(スタートは)あの通りになるかなと。雨谷が速いから、眞杉が前だと南関が中団で新田がフタすりゃ下がるんじゃないかとかも考えていた。(新田が中団に)追い上げた所はさすがだなと。眞杉が引いたから、展開的にはよかった。深谷の先行がすごくて、余裕はなかったけど、新田が優勝できるところから仕掛けてくれて、自分にもコースができた。新田のまくりのスピードをもらって、コースに入れた分たまたま伸びた。最高です」

熊谷洋祐記者

2023年4月16日 17時51分

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