郡司浩平が大会4連覇を達成 ~川崎競輪場~

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郡司浩平
表彰式で賞金ボードを掲げてポーズを決める
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直線で外を迫る清水裕友を3/4車身差で振り切った
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大勢のファンの声援に応えるようにポーズを決める
昨年9月の松阪以来となる通算20回目のG3制覇

 1月21日(日)に川崎競輪場で行われた『開設74周年記念桜花賞・海老澤清杯』は地元の絶対的エース・郡司浩平(神奈川・99期)が優勝。70周年大会から4連覇を達成(71周年は大会自体が行われていない)。地元記念は通算5回目の優勝となった。

 号砲とともに松浦悠士と郡司浩平の両名が飛び出してスタート合戦に。最内枠を生かした松浦悠士がスタートを取り切ると、清水裕友を迎え入れ、中国のSSコンビと恩田淳平のラインが正攻法に構える。単騎の稲川翔が4番手に追い上げてきて、南関勢は深谷知広を先頭に5番手以降に並ぶ。青板周回から前との車間を空けた深谷知広が赤板を目掛けて全開ダッシュで前団に襲い掛かる。気配を察知して踏み込んだ清水裕友は3番手の松谷秀幸と併走に。郡司浩平は冷静に後ろの状況を確認しながら、うまく間合いを取りながら深谷知広をリードしていく。最終2コーナーで清水裕友が松谷秀幸を捌いて3番手の位置を取り切り、後方から単騎の稲川翔がまくり上げてきたが、郡司浩平は慌てることなく最終4コーナーから一気に抜け出して外と中を迫る清水裕友と松浦悠士を振り切った。
【郡司 浩平(1着)】
「(スタートは)一か八かで出てみてっていう判断でした。(後ろ攻めとなって)一気にいかないとっていう感じでした。3番手で併走していたのがわかったので、深谷さんもペースで駆けてくれましたし、ここまで引着つけられたと思います。ホームでまだ松谷さんが併走していたんですけど、1センターの苦しい所で清水君に遅れていたので。清水君や松浦君も余裕がありそうでしたけど、深谷さんも踏めている感じがしたので最後まで引き付けてと思って。深谷さんの頑張りがあって清水君も脚を使っていたと思いますし、松浦君に先に踏み込まれないようにと思って踏みました。こうやってたくさん勝ち上がれると嬉しい反面、難しさもありますね。相手もすんなり出させてはくれないですし、改めて難しさを感じました。(川崎で走るのが)久々でしたし期待に応えられて良かったですし、声援も嬉しかったですね。深谷さんがSSでも5車の先頭を買って出てくれてレースを作ってくれたので。楽しかったですし、自分が前の時には責任感を持って走りたいと思います。去年はG1で結果を出せなかったので、今年はその辺も踏まえて頑張りたい。年明けからいい流れでこれているので、この気持ちだったり、パフォーマンスを落とさないように一年間を通して続けていけるように。(昨年12月は一か月休み)足りないところ見つめ直せて、気持ちの切り替えだったりできて臨めたのは大きかったですね。G1だけではなく、F1も含めて取りこぼしがないように走りたい」

細川和輝記者

2024年1月21日 17時34分

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