郡司浩平が第39回全日本選抜競輪を制す ~岐阜競輪場~

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郡司浩平
表彰式で賞金ボードを掲げる
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外を迫る清水を1/2車輪差で振り切ってゴール線を通過
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表彰式後に仲間に胴上げで祝福される
第36回全日本選抜競輪以来、3年ぶり3度目のG1制覇を達成

 2月12日(月)に岐阜競輪場で行われた『第39回全日本選抜競輪』の決勝は北井佑季の番手を回った郡司浩平(神奈川・99期)が直線で鋭く抜け出してゴール線へ一番降り。2021年に川崎で行われた第36回全日本選抜競輪以来、3年ぶり3度目のG1制覇を達成した。

 スタートはややけん制がはいり、古性優作がSを取って大阪勢が正攻法に構える。その後ろに清水裕友-山田英明が陣を取り、後ろ中団には新山響平-浅井康太の即席タッグが構える。後ろ攻めとなった北井佑季が残り2周手前から上昇してくると、気配を察知した清水が合わせて動いて誘導員を降ろして神奈川ラインを受ける。打鐘過ぎまでじっと構えていた新山は3コーナーを登りながら一気に巻き返すと、呼吸が合わなかった浅井が離れてしまう。番手に嵌った北井が空いた車間を詰める勢いで最終3コーナー目掛けて車を外に持ち出すと、清水も5番手の位置から外を踏み込む。気配を察知した郡司が外を張りながら直線で抜け出して1/2車輪差で清水を振り切った。

 【郡司 浩平(1着)】
「ほっとした気持ちと嬉しい気持ちとありますね。ラインに助けられての優勝ですし、自分だけの力だけじゃここに立てていなかったの思うので。去年はなかなかG1になると決勝にも乗れず、苦しい一年だったんですけど。今年に入って気持ちを入れ直してやっていたんで。体調も自転車の進みも良かったので、ここに来る前も自信を持って入れました。初日の自力のレースは何もできずに終わってしまいましたし、2日目、3日目は番手でしたけど持ち味を出せずに終わっていたんで、勝ち上がりに関しては反省点しかないですね。基本的に北井さんに任せて、北井さんが走りやすいようにと思っていて。車番が悪かったので初手の位置取りは厳しいと思ってんですけど、想定通り後ろになったので。北井さんが行ける所からって感じで。タイミングも良かったですし、出てからも踏み過ぎず流し過ぎずいいペースだったので、新山君がカマしてきても対応できるスピード域でした。新山君がきて、浅井さんは口が空いていたので、なんとか入れるようにサポートして。あとはバックぐらいで被らないようにと思っていたんですけど。そこでは北井さんも仕掛ける間合いを取っていましたしそこらへんはまずついていくことを。北井さんも合わされている感じもあったので、早めに外を踏んでも内を突かれてしまう可能性もあったので我慢しながら。最後は清水君が見えてから踏んだので最後は苦しい接戦になりました。北井さんもいいレースをしてくれて、松谷さんも3番手でできることをしてくれたので、それがあっての優勝だと思います」

細川和輝記者

2024年2月12日 19時00分

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