東京コンビが鮮やかにワンツー ~四日市競輪~

両者共に初日からの巻き返しに成功
四日市競輪場で行われている大阪・関西万博協賛『ベイサイドナイトドリーム』GIIIは、6月13日(金)に2日目を迎えた。二次予選8レースは、鈴木薫(東京・115期)と、河村雅章(東京・92期)の東京コンビがワンツーを決めた。
最終ホームで8、9番手に置かれてしまう苦しい展開。そこから思い切って仕掛けた鈴木は、怒涛の加速を見せる。あっという間に前団をのみ込んだ鈴木は、最終3コーナーで先頭に。上がり11秒ジャストでまくった鈴木を、10秒9で追い込んだ河村が1着だった。河村は、初日に目標に離れており、そこからの修正を果たしての1着だった。
「昨日(初日)があったんで、まず離れなくて良かった。昨日は、纐纈君がカマすと思ったら中団で止まったんで、そこでバックを踏んだのがきつかった。今日は(鈴木)薫君がカマしてくれたし、良かった。後方になっても、落ち着いてって思ってたんで、良かった。脚を使わないように付いていって、最後はギリギリでしたね」
胃腸炎による欠場から、5月に復帰した鈴木だったが、本来のスピードは鳴りを潜めていた。それが、突然の復調。本人も驚いたようにこう振り返った。
「組み立てはその場、その場の空気で考えていたけど、8、9番手になったんで、早めに思い切って行きました。でも、自分でもびっくりするくらい車が伸びた。フォームを固めて、小さく乗ったら伸びました。この感覚を忘れないようにしたい」
修正を果たした両者が、勢いのままに決勝進出を目指す。
2025年6月13日 22時16分
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選手詳細データ
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河村雅章 選手東京・92期