眞杉匠が第21回サマーナイトフェスティバルを制す ~玉野競輪場~


ラインの結束力を示して大会連覇を達成
7月21日に玉野競輪場で行われた第21回サマーナイトフェスティバルの決勝は前年度覇者の眞杉匠(栃木・113期)が大会連覇を達成した。
号砲とともに1番車の眞杉匠が飛びてしてS取りに成功すると、佐々木悠葵を迎え入れて4車で結束した関東ラインが正攻法に構える。地元の太田海也と清水裕友の中国勢が中団に構え、後ろ攻めとなった郡司浩平が青板周回から早めに上昇してく。正攻法に構えていた佐々木は誘導員との間合いを取って突っ張ると打鐘手前2コーナーから一気にペースアップ。中団で車間を空けていた太田は打鐘過ぎ2センターから一気の巻き返すと、眞杉のけん制を乗り越えて最終1センターで先頭に踊り出る。煽りを受けて太田との車間が空いてしまった清水に対して吉田がブロックすると、眞杉が太田の後ろへとうまくスイッチ。最終2センターから車を外に持ち出すと、直線外を迫る吉田とのゴール前勝負を微差で制して大会連覇を達成した。
【優勝者 眞杉匠選手】
「(優勝が)だいぶ遠のいていたし、記念でも情けないレースばかりで。今年たぶん決勝にも2回しか上がっていないんで。(優勝が)久しぶりで、ラインのおかげなんですけど、すごいうれしいです。理想は前で、中団、後ろ(の順番で考えていた)だったんですけど。一番車だったので緊張しましたけど、なんとかそこの仕事はできたかなと思います。基本はそれ(突っ張り)で行かれたら行かれたで、その時に考えて。どのパターンも考えていました。直線で佐々木さんもすごいかかっていたんですけど、その上をすごい勢いでこられちゃって止め切れなかったですね。あれ(太田を外に張る動き)があって遅れたので、そこの隙を突いてなんとかですね。(太田が)本当にずっとカカっていた感じで記憶にないですね。(太田を)一回止め切れなくて、切り替えるので脚を使って。すぐにはいけなかったですね。(吉田とのゴール前勝負は)手応えは完全に抜かれたなっていう感じでした。(結果は)微差だったんですかね? (準決勝が終わって自転車のセッティングは)いじりました。番手だったのでわからなかったですけど、4日間の中では一番、セッティング的には良かったのかなって思うんですけど。ちょっと前回使っていたフレームに戻してもいいかなって思います。今回のレース内容的には佐々木さんがいいレースを毎日していて、僕は自分だけのレースになっちゃっていたので。ここ最近を見てもそうなんですけど。もっと切り替えて後半戦、頑張っていきたいと思います。もちろん自分が獲るつもりで毎回挑んで。練習も逆算してやって、それに合わせてやって。内容的にはやっぱり、ここ一年良くないので。もっと後半は内容重視で、結果がついてくれば。(G1優勝が)遠のいているので。あの(一昨年の競輪祭を優勝した)時の方が積極的だったと自分でも思うので。やれていたことがやれなくなったということははないと思うので、徐々に戻していきたい。次の京王閣に関しても、終わってからのオールスターに関しても期間は短いんですけど、その中でもしっかり自分を追い込んで。内容にこだわっていいレースができるように頑張ります」
2025年7月21日 22時31分
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選手詳細データ
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眞杉匠 選手栃木・113期