眞杉匠がゴールド・ウイング賞を連覇! ~西武園競輪場~

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眞杉匠
賞金ボードを掲げて記念撮影
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内を突いた宿口陽一(4番)を眞杉匠(3番)がゴール前で捕らえる
地元勢は4車結束も優勝者を出せず悔しい結果に

 8月31日に西武園競輪場で行われた開設75周年記念『ゴールド・ウイング賞』の決勝は、地元勢とは別れて単騎戦となった眞杉匠(栃木・113期)が最終バックからのまくりを決めてV。当大会連覇と通算5度目のGⅢ制覇を達成した。

【レース経過】
号砲が鳴り森田優弥、山口拳矢、南修二の3者が飛び出しスタートの取り合いになる。最内枠の森田がスタートを取り切るも、新山響平が先頭まで上昇すると森田がそれを受けて、新山-南ラインが前受けからレースを進める。後ろ攻めとなった山口は青板で上昇を開始し、赤板で新山を強引に押さえる。その動きに乗った森田が打鐘過ぎに山口を押さえて先頭に立ち、単騎の眞杉もそれを追っていく。先頭に立った森田は徐々にペースを上げて先行態勢に入る。5番手を確保していた眞杉は後ろの様子を確認しながら最終バックからまくり上げると、武藤龍生のけん制を越えて内を突いた宿口陽一も捕らえて先頭でゴール線を駆け抜けた。

【優勝者 眞杉 匠インタビュー】
 「(当大会連覇で)まぐれって続くものですね。地元が相手でやりづらさはあったけど、走りながら(プランを)考えていました。(山口)拳矢さんが後ろ攻めになった時点で新山さんと前で踏み合いになると思ったけど、(新山が)出させたので。森田も切り替えていったので、その流れにうまく乗っていけたかなと。みんなが脚を使ったところで、僕だけサラ脚だったので、前さえ乗り越えられればと。(宿口が)内にいたのは見えていたけど、何とか最後、伸びた。記念が弱すぎだけど、積極的に走って次につながるように走れば記念も獲れるようになるかと。このあとは1ヶ月ぐらい空くし、合宿の予定もあるので、(寬仁)親王牌に向けてやっていきたい」

髙野航記者

2025年8月31日 21時54分

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