郡司浩平が『善知鳥杯争奪戦』の初日特選を制す ~青森競輪場~

「突っ張って位置を取った割には、余裕がありましたね」
9月20日に青森競輪場で幕を開けた開設75周年みちのく記念競輪『善知鳥杯争奪戦』の初日特選は郡司浩平(神奈川・99期)が冷静なレース運びで別線を攻略して白星スタートに成功。今年の勝利数を34に伸ばして二次予選に弾みをつけた。
号砲とともに飛び出した郡司浩平が正攻法に構え、赤板手前から上昇してきた荒井崇博を突っ張ると、新山響平-守澤太志の北日本ラインと、単騎の南修二を迎え入れて4番手の位置をキープする。打鐘過ぎから車を外に持ち出して森田優弥が先行態勢に入っていた新山に襲い掛かったが、守澤が最終1コーナーで張ってスピードを鈍らせる。最終バックで南がまくりを狙ったが、守澤に張られて外に浮いてしまう。冷静に動きを見極めていた郡司が最終2センターから外を踏み込んで直線で突き抜けた。
「スタートは出ておいてと思ったら、意外と前が取れちゃった。自分が前ならこういう並びになるかなっていう想定通りの並びだった。最低限の位置は取れましたね。森田君が仕掛けなければ自分で行きたかった。あとは、(最終)2コーナーで森田君の内に行くか、外に行くか。結果追い上げみたいになった。外に持ち出す準備はしてたけど、南さんが先に持ち出してて、あそこで行くと合って浮いちゃうと思って内に行った。もうちょっとスカッと自力を出したかったけど、道中の判断でゴール勝負をしようと切り替えました。突っ張って位置を取った割には、余裕がありましたね」
二次予選は昨年のオールスター競輪のオリオン賞でワンツーを決めている守澤太志とのタッグで、別線の包囲網を突破して再び人気に応える走りを披露する。
2025年9月20日 18時01分
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選手詳細データ
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郡司浩平 選手神奈川・99期