新山響平が今年初V ~松阪競輪場~


酒井雄多を目標にラインの力で勝利をつかむ
10月13日、松阪競輪場開設75周年記念「蒲生氏郷杯王座競輪」の決勝戦が行われた。レースは酒井雄多が前受けから郡司浩平を突っ張りきって主導権を奪う。番手の新山響平は最終2コーナー手前から番手まくりを放ち後続を寄せ付けなかった。新山は今年初優勝で、昨年の四日市記念以来、通算6度目のG3優勝になった。
【レース経過】
初周は酒井雄多-新山響平-佐藤一伸-渡部幸訓の北日本4車、古性優作-園田匠、郡司浩平-武藤龍生、単騎の浅井康太が最後方からレースを進める。酒井は青板バックで誘導との距離を空け始め、赤板をめがけて一気にきた郡司浩平を突っ張りきって主導権を渡さない。佐藤、渡部は外に迂回しながらも付け直して北日本の4車が先行。新山は最終2コーナー手前から番手まくりに出て後続を寄せ付けなかった。
【優勝者 新山響平選手インタビュー】
「酒井は気持ちが入っていたし、何としてもモノにしないといけないと思っていました。(スタートは)早い選手がそろって取れるかなと思ったけど(渡部)幸訓さんが脚を使って取ってくれてありがたいですよね。(赤板は)郡司さんがうまくて本当にギリギリのところでしたけど、郡司さんがバックを踏んでくれて、自分は引く準備をしていたけど、酒井が突っ張りきって慌てて踏んで、僕のせいで後ろがついてこられなくなって申し訳なかったです。(酒井のペースは)自分が先行していても来られないだろうなっていうペースがあるんですけど、その感じでした。ラインで決めるにはまくりが来てからだとからまれて危なくなるので、来ていなくても早めに迷わずに行かせてもらいました。本当にラインのおかげです。(今回は)疲れがある中でまあまあの走りができた。もうひと追い込みして寬仁親王牌に行きたいと思います」
2025年10月13日 17時52分
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選手詳細データ
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新山響平 選手青森・107期