新山響平が初日特選を制す ~小田原競輪場~

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新山響平
4年連続のグランプリ出場に向けて、まずは目の前の一戦に集中
中野慎詞の先行に乗り番手まくりを決める

 11月6日に小田原競輪場で開設76周年記念「北条早雲杯争奪戦」(GIII)の初日が開催された。注目の初日特選は、中野慎詞(岩手・121期)の先行に乗った、S級S班の新山響平(青森・107期)が、最終1センターから番手まくりを決めて、好発進を飾った。

 レースは、青板バック過ぎの中野の上昇に合わせて郡司浩平が踏み込むが、北日本勢が出切る。中野の掛かりが良く、隊列はタテ長の一本棒となる。最終ホームを目掛けて郡司が仕掛けるが、この動きを新山がけん制し、1センター過ぎに番手まくりに出る。郡司が後退し、最終バックから松井が自らまくりで迫るが、新山が振り切り、初日特選を制した。

 「中野(慎詞)君のやりたいようにやってもらって、あとは自分が迷惑を掛けないようにと。中野君のダッシュがすごかった。普通なら(別線に番手を)ハマられるところだったけど、なんとか追い上げられたんで良かった。(郡司浩平の仕掛けに合わせて出たが)成田さんだったらビシッと止められたと思う。中野君が掛かってたんで、自分は脚がたまってなかった」

 現在、賞金ランキングで11位に付けている新山は、次回の競輪祭に向けても、今回が大事なシリーズになってくる。まずは、ここでしっかりと賞金を上積みして、競輪祭へとつなげたい。

中田真弘記者

2025年11月6日 19時04分

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