news-detail-bnr
2026年5月6日 18時43分

第80回日本選手権競輪 古性優作が悲願のダービー王に輝く ~平塚競輪場~

120607
古性優作
涙をこらえて賞金ボードを掲げる

すべてを捧げてつかみ取った栄光のタイトル

 5月6日に平塚競輪場で第80回日本選手権競輪の決勝が行われた。会場には1万3000人以上のファンが駆け付け、ダービー王の称号を賭けた一戦に釘づけとなった。人気を集めたのは昨年のダービー王でもある吉田拓矢であったが、古性優作(100期・大阪)が俊敏な立ち回りを披露して関東ラインを分断すると、直線で鋭く抜け出して優勝をつかみとった。

 正攻法に構えていた取鳥雄吾が赤板で上昇してきた菅田壱道を突っ張ったが、佐々木悠葵がさらにその上を抜群のダッシュで叩いて出る。吉田拓矢も眞杉匠も踏み遅れてしまっていたが、懸命に追い掛けて再ドッキング。4番手の位置にいた取鳥が車間を詰める勢いで最終ホーム付近から巻き返しに出る。気配を察知した吉田は外に張りながら取鳥を引き付けて、最終2コーナーから自力に転じてまくりを発動。最終1センター付近からスルりと内へ潜り込んでいた古性は、一瞬の隙を見せた眞杉を掬って吉田の後ろを奪い取る。懸命に振り切ろうと踏み続けていた吉田であったが、古性が最後の直線で吉田を捕らえてゴール線を駆け抜けた。

「もう本当に…、日本一になるために、毎日すべて捧げてきましたし。本当にうれしいですね。本当に去年一年間、本当に不甲斐なくて。選手を続けたくなくなるときも去年はすごく多くて。本当にこう…、日本一になるためにすべて捧げてきましたし。本当に良かった。熊本の(全日本選抜競輪)2日目から乗り方とか自転車のパーツとかを変えて。そこから感触もだいぶ良くなってきたところでしたし、伊東はすごく感覚も良かったんですけど。西武園は体力的にも精神的にも疲れが出てしまって、ファンのみなさんの期待に応える走りはできなかった。そこから期間が空きましたし、本当にトレーニングとケアといい感じにできたので良かったなって。もう想定外も想定外でしたねずっと。ホームから内へ行った判断も想定外というか、もう吸い込まれるようにいきましたし。あそこを狙っていった訳ではないですね。ああなったら外行くしかないなっていう感じだったんですけど。今回に限りですかね。褒められたレースではないので、連日。なのでとにかくこう、しっかり外回してっていう感じでのイメージでは走りたいですし。そうやってやっていかないと力つかないと思うので。(これでグランドスラムも見えてきたが)走る前もグランプリスラムを目指していたら今回は力んで獲れていなかったと思いますし。本当に走る前に去年の悔しさもあるので、とにかく力を出し切って今開催を終えて。本当にもう、こんだけメンバーが強かったら確率論みたいになってくるところもありますし。本当に力を出し切って、負けたらその時はまた練習するしかないなと思って。そういう心構えで発走機には立ったんで。最初からああいうレースをしようと思って発走機に立ったら、優勝は絶対にできていないと思いますし。結果そうやって外を踏むっていう気持ちがあったから、ああいう判断にもなったのかなって思います」

記者アイコン

細川和輝記者

開催情報

関連記事