福島の大器・三神遼矢が白星発進 ~青森競輪場~

まくりで押し切り上がりタイムは11秒8
青森競輪場でF1ナイター「JomonGP2026」が29日、開幕した。S級の初日予選9Rでは今期、特別昇級を果たした三神遼矢(福島・127期)が豪快なまくりを決めて白星発進。福島のホープが高い能力の片りんを見せた。
事前のレースプラン通りだった。前受けからレースを組み立てた三神は、上昇してきた中嶋宣成を赤板で突っ張り先制。打鐘で再び中嶋が強引に巻き返すと、そこは付き合わず冷静に3番手を確保した。
「中嶋さんの2発目はオーバーペースなら出そうと思っていた。藤田(昌宏)さんが追い上げて来ないなら、出させて3番手で作戦通りでした。本当は全部突っ張りたかったけど、中嶋さんにうまく行かれてしまいましたね」
想定した展開の一つで、慌てる様子は全くない。2コーナー3番手からのまくりはグイグイと車が進み、上がりタイムは11秒8で押し切り勝ち。2着に流れ込んだ大森慶一が「ビリビリした」と振り返るほど、力強い一撃だった。
三神は勝っても満足する様子はなく「柿澤(大貴)さんを乗り越えるところは悪くなかったが、そのあとに一気にタレてしまった。誘導を切るところも焦って踏んでしまったので、後ろに脚を使わせてしまい、付きづらかったかもしれない」と反省の言葉を繰り返した。目先の勝ちに浮かれない姿は頼もしい限りだ。
ナショナルチームに所属する24歳はまだ底を見せていない。S級戦は今回で4場所目になるが、もまれるたびに強くなっていく。

小野祐一記者
選手詳細データ
三神遼矢 選手 福島・127期

















