注目の勝負駆け ~川崎競輪場~

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蒔田英彦
あくまで勝負駆けを楽しむ!
ジャパンカップ決勝

 川崎競輪F1は16日(水)に最終日を迎える。12RのS級決勝戦に勝ち上がった蒔田英彦(千葉・93期)は、負けられない状況に置かれている。

 蒔田は現在、来々期のS級1班の点数をかけてボーダー上にいる。さらに、ウィナーズカップの出場へとF1戦の優勝も欲しい状況。「1班にはなったことがないし、今が選手になってから一番点数を持っている。ビッグレースには今までウィナーズカップしか出てないので、来年も出たいんですよね。今までは勝負駆けとか、そういう事を言って失敗して恥をかきたくなかったけど、自分を乗せていく為にも、今回は言っていきます」

 普段以上に意気込んでいたが、さらに負けられない理由が上乗せされた。なんと、来年の日本選手権競輪(通称:ダービー)に出場するための賞金争いの渦中にいたのだ。「実はダービーのボーダー上にいるとは知らなくて、記者の方に言われて知りました」と本人も驚きの表情。ただ「やる気になりますよね。モチベーションにもなる」と、気合いに満ち溢れている。「今まで苦労してきた分、これからは自分も上位で戦ってみたい。勝負駆けを楽しみます」。連勝で決勝へと駒を進めただけに「優勝するつもりで来た」は決してビッグマウスではない。初のS級1班、3年連続ウィナーズカップ出場、日本選手権競輪でのG1初出場。ここを優勝して3つの目標を全て達成することも、夢物語ではないだろう。

※来々期の適用級班、ウィナーズカップの選考期間は今月末
※ダービーの選考期間は来月末

なお、決勝戦12Rは16時40分発走予定。エンジョイサイトでの投票締め切りは発走の5分前を予定しております。

熊谷洋祐記者

2020年12月15日 18時45分

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