ナンバー5上野雅彦が特班 ~奈良競輪場~

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上野雅彦
本格デビューから負けなしで2班へ

 8月11日に最終日を迎えた奈良FIIミッドナイトの8Rチャレンジ決勝で上野雅彦(香川・119期)が完全優勝を果たした。これで上野は、7月高知FIIミッドナイト、同月武雄FIIナイターに続く3場所連続の完全優勝で、8月12日付けでA級2班への特別昇級を決めた。3場所連続完全優勝でのA級2班特別昇班は119期生では新村穣(神奈川)、犬伏湧也(徳島)に続き3人目。
 奈良の決勝は、前場所でも近畿別線の仲野結音(大阪・117期)の特別昇班を許していた同期の徳田匠(京都)が打鐘過ぎから意地の先行勝負に出る。だが、追って仕掛けた上野は最終2コーナーで徳田をねじ伏せると、あとは独走状態。懸命に追いすがる徳田に3車身差を付けてゴールした。
 ダッシュタイプで、在所成績は5位、能力評価でもオールAを獲得していた上野。“強い同期は負けていないので、そこに付いていきたい。自分も特昇したい”と特別昇班を強く意識して奈良の一戦に臨んだ。オールスターで活躍している石原颯(香川・117期)とみっちり練習してきた成果をしっかり披露した。

権田浩一記者

2021年8月12日 15時01分

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