復帰戦の郡司浩平が初日特選制す ~松阪競輪場~

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郡司浩平
久々の実戦で勝利を手にした

 松阪競輪開設71周年記念『蒲生氏郷杯王座競輪』の初日が9日に行われ、初日特選では7月18日以来の実戦となった郡司浩平(神奈川・99期)が勝利を手にした。

 レースは、打鐘過ぎの2センター付近で稲川翔が黒沢征治を押圧し、黒沢が落車するアクシデントが発生。自力に転じた宿口陽一が先行した清水裕友をまくるが、その外を山田庸平が仕掛けて郡司はさらに外を直線で強襲した。

 復帰戦で幸先いいスタートを切った郡司だが、「現場に戻ってきて厳しさを感じた。想像以上に厳しかったです。レース勘とか、流れが思った以上に速かったですね。アクシデントがあった影響もあって、脚がたまらなかったですね。それ以上に余裕がない」と長期欠場の影響は大きかった様子。

「1着を取ることが前提だけど仕掛けたかったです。守澤さんは脚があるからきてくれたけど、自分だけ届くようなレースになったので。気持ちにもあせりがあったし、4日間で戻していけるように」。トップクラスで活躍する郡司は結果だけではなく、レース内容にもこだわっている。シリーズを通しての動向に注目したい。

小山裕哉記者

2021年9月9日 18時38分

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