デキ良い大矢崇弘に注目 ~青森競輪場~

photo-33566
大矢崇弘
ドン底から復活を果たし、今年初優勝に照準を定める
今節1番のデキ

 青森ミッドナイト競輪は19日(火)に2日目が終了。連勝で決勝に駒を進めた大矢崇弘(東京・107期)の動きが抜群だ。
 7月の降級後初めて予選スタートとなった大矢は、初日は突っ張り先行で逃げ切り。準決勝は引地正人をホームカマシで蹴散らして力強く押し切った。
 「ジャンあたりで引地さんがペースを上げてくれたから、その勢いをもらってスピードに乗せることができた。ラインで出切れてよかった」と安どの表情でレースを振り返った。8月川崎でフレームを変更してから成績はうなぎ登り。さらに「初日にフォームがよくなかった感じがした。下っ腹でモガけてない感じだったんですよね。準決はしっかり、へその下あたりでモガけていました」と修正にも成功したようだ。本来はS級で勝ち負けしていた機動型だけに、快進撃はまだまだここからだろう。「このままいければS級点は大丈夫だと思うんですけど、自分はいつも良い時の調子を維持できないんですよね。どこかでガクッと成績を落としてしまう。そこを維持できる様に考えて頑張りたい」。まずは20日(水)の決勝戦。完全Vで波に乗れれば、調子を維持するどころかさらに上のステージに駆けあがってもおかしくない。

熊谷洋祐記者

2021年10月20日 00時50分

開催情報

ページトップへ