郡司浩平が「毘沙門天賞」進出 ~宇都宮競輪場~

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郡司浩平
初代覇者は2年連続で「毘沙門天賞」を制している
再度単騎になった今度こそ

 宇都宮競輪場で「第6回ウィナーズカップ(G2)」が、3月18日に4日間シリーズの幕を開けた。地元の磯田旭が勝った6レースでは、3連単で100万円を超える配当が飛び出して、G2の最高払い戻し記録が塗り替えらた。500バンクでのバトルは、1日を通して好配当が目を引いた。
 メインの特選では、清水裕友、松浦悠士、井上昌己が勝ち星を挙げた。南関勢からただ一人、特選スタートとなった郡司浩平(神奈川・99期・SS)は、単騎で辛くも3着。2日目の「毘沙門天賞」には進んだが、らしさが見られず自身も納得のいく内容ではなかった。
 「もうちょっといい位置にいなきゃいけないんですけど、なにもしないであの位置になったんでレースが見えてなかった。新田(祐大)さんが行き切っちゃえば、そこに付いていこうと。清水(裕友)が合わせたんで、切り替える準備をしていた。そこら辺は余裕があった」
 一本棒でなかったものの最終ホームでは8番手。結果的には前の動きに委ねて、冷静なコース選択からの3着だった。
 「前々に動くことができなかったんで、そこが悔やまれます。(状態は)いい意味で変わらず。ちょっと重たさがあるけど、良くなるような、抜けてくるような感じがあります」
 17年の第1回のウィナーズカップの初代チャンプは、昨年、一昨年と2年連続で「毘沙門天賞」を制しているように、ウィナーズカップには縁がある。
 「毘沙門天賞は去年も勝ちましたし、その前の年も勝っていると思う。この大会自体相性もいい」
 初日に続いて単騎になった「毘沙門天賞」は、中四国4車が結束してロングラインができあがった。単騎での数的不利を打ち破り3度目の「毘沙門天賞」を。2度目のウィナーズカップVのためにも、満足できる走りで準決につなげたい。

竹内祥郎記者

2022年3月18日 20時50分

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