吉田有希がビッグ初勝利 ~宇都宮競輪場~

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吉田有希
ビッグ初勝利を手に3日目以降も存在感を示す
初日の失敗を糧に堂々の先行逃げ切りで白星

 3月19日(金)にシリーズ2日目を迎えた第6回ウィナーズカップの5レースで吉田有希(茨城・119期)がビッグ初勝利を挙げた。今シリーズは初日から人気を背負っての戦いであったが、後方でまくり不発で予選敗退。仕切り直して迎えた2日目の特一般戦で持ち前の機動力を発揮して見せた。
 初手で中団に構えた吉田有希は伊藤信が押さえた上を叩いて主導権。別線の巻き返しはもちろん、番手から差し迫る芦澤辰弘を力強く振り切った。
 「伊藤さんが前を取って自分たちが中団で岩谷さんが後ろ攻めだっと思っていたんですけど。(後ろから上昇してきた)伊藤さんは止まらなかったので、岩谷さんの動きを見ながら駆けました。後ろを見ながらきていたらフカして、こなければペースでって。昨日は力を出し切れなかったですし、レース勘も鈍っていました。調子もそこまで良くない中ですけど、1着を取れたので自信になりますね」
 昨年7月に本格デビューをしたばかりの超新星。失敗と悔しさを乗り越えながら成長を続ける。
 「兄貴(拓矢)はもう準決勝も決めていますし、順当に勝ち上がっていくと思うんで。そういうのを見ながら色々と吸収していきたいですね。練習は一緒にやっていますけど、練習じゃ見れない部分もあるので、そういうのを勉強していきたいですね。自分も1着で途切れないように。宮杯へ向けて3月いっぱいまでカカっているので、点数も落とせないんで」
 兄・拓矢の背中を追いかける有希が次なる目標を見据えて3日目以降も奮闘を誓った。
 

細川和輝記者

2022年3月19日 13時26分

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