藤岡徹也が初勝利! ~川崎競輪~

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藤岡徹也
競技実績は申し分なし
養成所0勝からの逆襲

 川崎競輪ナイターF2は2日(土)に初日が行われた。今節が本格デビュー戦となる121期生は4名が参戦。初日に初勝利を挙げたのは2Rの藤岡徹也(兵庫・121期)と、5Rの岸田剛(福井・121期)の2名。とくに、藤岡は養成所時代の競走訓練、ルーキーシリーズ共に未勝利で、まさしく初勝利となった。

 藤岡は養成所時代の在所順位は50位。34歳でのデビューとなった苦労人だ。
 「24歳まで自転車競技をしていて、ヨーロッパでロードのプロ選手を目指していました。競技をやめてからは自転車屋で働いていたんですけど、競輪に興味を持って試験を受けました」
 卒業後は自身のウィークポイントを見つめ直し、その強化に励んだようで、本デビュー初戦は鮮やかなカマシを決めて逃げ切った。レース後は大粒の汗を流しながら、爽やかな表情で振り返った。
 「先輩にいろいろ教えてもらったんですけど、初めてで緊張しました。ダッシュがもともとないんですけど、その練習をしてきた効果が出たと思う。落ち着いて走れれば大丈夫ですね。(養成所時代を含めて)1着は初めてなので嬉しいです」
 冷静に自己分析ができるのは、豊富な人生経験を積んだ``オトナ``の証。準決勝はいきなりの同期対決となるが、養成所時代とは一味違った姿を見せつけるつもりだ。

熊谷洋祐記者

2022年7月2日 22時17分

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