最終バックから圧巻のまくりで決めた

　12月16日開催の西武園競輪FII最終日第8レース・チャレンジ決勝に出走した小西晴己（三重・121期）が優勝。この優勝で小西は11月豊橋、12月大垣に続き3場所連続での完全優勝を達成し17日付けで2班への特別昇班を果たした。

　レースは細切れ戦で、初手で3番手の位置に収まる。前を取った菱田浩二が赤板で上昇してきた中山拓人を突っ張ってそのまま先行態勢へ。おかげで小西は脚を使わないまま好位を回ってレースが進み、最終バックの入り口から仕掛けると後続を5車身も引き離して圧勝した。

　小西は在所成績25位。6月大宮でのルーキーシリーズで優勝し、注目を集めてデビュー。デビュー後は一発勝負のルーキーシリーズプラス、9月奈良決勝以外は連対を外さない安定した成績を残していた。ただ、決勝では惜しくも勝ち切れないことが続いていたが、10月福井で完全優勝。きっかけをつかめたようで、11月豊橋からの3場所連続の完全優勝につながった。伊東記念でのレインボーカップチャレンジファイナル出場が決まっていたが、そこを走る前に昇班を決めた。

• 選手詳細データ

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  小西晴己 選手三重・121期