福田知也が新年一発目に発奮 ~京王閣競輪~

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福田知也
会心のレースにガッツポーズを見せる
前々戦から1着を奪取

 お正月恒例の京王閣F1は、1月1日(月)に初日が行われた。S級初日特選12レースでは、自ら動くこととなった福田知也(神奈川・88期)が気迫の前々戦で快勝。新年一発目から、気持ちのこもったレースを披露した。

 目標不在の番組で、さらに他地区の竹内智彦に任されての一戦。ラインの絆が強固な関東勢や、窓場千加頼を相手にどう立ち回るか注目だった。定石通りに中団、中団を立ち回った福田は、最終ホームで関東勢の内が空いた隙を見逃さなかった。内をすくって吉澤純平をさばくと、逃げ粘る長島をゴール寸前で差し切った。全員が勝ち上がれる初日特選ながら、激しく体をぶつけて1着をもぎとった。

 「新年の一発目のレースなんでね。みんな見てるかなと思って気合が入ってました。竹内さんにはやれることは一緒ですよって言ったけど、それでも良いって言ってもらえて、期待して付いてもらえた。最低でも自分で動かないとまくれるチャンスもないし、内が空けばそこ(を狙おう)と思っていました。なんとか差し切れて良かった」

 付いた竹内も「やっぱり福田君クラスの追い込みは、やることをやってくれる」と絶賛。福田は準決11レースで、野口裕史の番手回りと今度は絶好の目標を得た。新年の好スタートを切った福田が、徹底先行の野口を目標に連勝ゴールを目指す。

熊谷洋祐記者

2024年1月1日 21時50分

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