早くA級2班に復帰したい治田知也 ~取手競輪場~

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治田知也
今期はチャレンジ戦だが、機動力は一枚上で決勝は底力を発揮
まずは今年初戦でVを

 取手競輪場では13日にチャレンジ戦の7R制、モーニング開催の2日目の競走が行われた。V候補の一人である治田知也(新潟・121期)は初日続いて積極的な競走を披露。連勝で決勝に駒を進めた。
 
 準決は初手は前受け。後方から上昇する岡部伶音(福島・123期)を突っ張って先行。そのまま押し切った。「今は冬季移動で立川で練習しています。同期の長谷川(飛向)さん、永井君(哉多)君、それに北井(佑季)さんがいて刺激をもらっています。取手よりも立川の方がバンクが重く感じるし長い。僕は重い方が好きですけど」。

 治田は前期はA級1、2班戦で戦っていたが、昨年の初戦だった京王閣の初日に先頭員早期追い抜きで失格。長期欠場の影響もあって今期はチャレンジ暮らし。早く3連続完全Vを決めてA級1、2班戦に復帰したいと話す。
「(1、2班戦の方が)スピードも違うし、走りやすい。早く特別昇班を決めたい。それが叶わないようだったら、自分のレースをして脚を作っていきたい」。

 決勝は治田に付くのは細沼健治(埼玉・89期)でラインは2車。4車で結束する茨栃勢に対してどう対処するのだろうか。「展開を見てタイミングと仕掛ける場所にもよります。巧く動いて茨栃勢にどれだけ、脚を使わさせるか」。確かに地元の松田昂己(123期)率いる茨栃勢、単騎戦だが松本京太(静岡・123期)の存在も怖い。しかし、治田には昨年1、2班戦で度々決勝に乗ってきたし意地がある。連日積極的な競走をしていたが「まくり追い込みの方が得意」と話す。最終的には鋭い伸びを見せてきそうだ。「まずは3連勝を決めたいですね」。新年初戦を完全Vで飾れば、その先に特別昇班が見えてくるはずだ。

木村貴宏記者

2024年1月13日 17時30分

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