川口雄太が新鋭退治に成功 ~川崎競輪~

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川口雄太
会心のレースで勝ち上がりをゲット
巧みなレース運びでラインワンツーをメイク

 川崎競輪F1ナイターは、7日(水)に初日が行われた。予選8レースでは、川口雄太(徳島・111期)と、清水一幸の徳島コンビがワンツー。経験値の違いを示して新鋭を撃破した。

 8レースは、前回の平塚F1で一躍名を売った山口多聞が人気となっていたが、徳島勢が見事に撃破。川口が赤板で山口を突っ張って後方に追いやり、中団先まくりで仕留めてみせた。前検日から「経験値で翻弄したい」と話していた川口は、してやったりの表情でレースを振り返った。

 「山口君が、(中団の藤根俊貴に)先に切るのを期待するような感じだった。ゆっくり押さえてきたんで、僕は普段は突っ張るような競走はしないけど、スイッチが入って突っ張りました。山口君が前回めちゃめちゃ強かったのは見ていたし、脚では勝てない。なんとか翻弄したかったんですよね。強い人と戦う時は、自分の脚を残すとかは考えず、強い人の脚をどれだけ削られるかだと思っている。藤根さんも良いところで来てくれたし、山口君を後方に置けて良かった」

 公私共に親交の深い清水とのワンツーに、喜びもひとしお。シリーズリーダーの島川将貴も加えた徳島トリオが、シリーズを面白くする。

 「清水さんとは仲が良いし、初ワンツーは嬉しいです。今回は島川(将貴)さんもいるんで、理想は3人で決勝に乗りたいですね」

 準決勝は11レースで、大石剣士率いる南関勢に挑む。先に決勝進出を決めて、12レースの島川と、清水の勝ち上がりを待ちたい。

熊谷洋祐記者

2024年2月7日 21時33分

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