久米康が後輩をリードして今年初勝利をゲット ~富山競輪場~

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久米康平
久々の白星を手にした久米が二次予選突破へ挑む
二次予選は自力で別線攻略を目指す

 6月12日に初日を迎えた第13回大阪・関西万博協賛競輪の5レースで久米康平(徳島・100期)が同県の久田裕也を的確にリードして今年初勝利を挙げた。4月に行われた川崎記念では決勝に勝ち上がっていたが、意外にも今年はここまで白星なし。昨年12月の取手F1最終日以来となる1着をゲットした。 
 
 「今年初勝利です(苦笑)」。ハニカミながら共同インタビューで話しながら久々の喜びを噛みしめた。
 「(久田が)ずっといいペースで、切った勢いのままちょっとずつテンションをかけて行く感じで、後ろも来づらい感じだったと思います。バックくらいまでずっとそんな感じでしたね。網谷さんもいたんで、網谷さんには内に入ってもらって。ラインでワンツースリー決まればって思ったんですけど、ワンツー、ツーなんで最高ですね。ラインのおかげですね」
 前で奮闘した後輩の久田を絶賛し、後ろを固めてくれた網谷への感謝も忘れていない。勝ち方を思い出した久米が次なる勝利へ目を輝かせる。
 「ちょっと1着が取れるイメージが薄れてきていたんで、今日もどんな展開になっても抜けないかなって思っていたんで良かったです。前回は良くなっているなって思っていったんですけど、焦りもあったりして。気持ち的にも、乗り方的にもかみ合っていなかったですね。久々に弱かった頃を思い出しました。だから今回はリラックスして走ろうと。この前、山下(一輝)さん話す機会があって。どっちが先に勝てるか勝負ってなったんですけど。そうしたら山下さんは次の開催で2勝してたんで。負けていられないですね。あと3日あるんで頑張ります」
  
 二次予選は6レースで、自力で戦うメンバー構成に。「自力でもしっかりと戦えるように」と気持ちを引き締めて準決勝進出を目指す。
 

細川和輝記者

2025年6月12日 17時22分

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