来期から初のS級が決まっている

　11月3日から青森競輪場での今期最終戦がモーニング競輪で行われる。今回はA級1、2班戦で初日特選7レースに出走するメンバー以上に注目を集めるのは6レースに出走の川上隆義。前回の小倉では特別昇級に王手をかけたが、決勝で3着になり失敗。

　「決勝は動けなかったですし、同期が強かった。今、S級に行ったところでも通用しないということだと思うし、この2か月は来期を見据えて頑張りたい」と来期に昇級が決まっているＳ級の舞台に向けて力をつけていく構えだ。

　「自分はダッシュもないし、自信がなくて先行で勝っているわけでもないし、センスもない」と出てくる言葉は悲観的だったが、それも、もっと強くなりたいという思いからくるものだろう。「（成績がいいのは）中間速から伸びていく感じはありますし、ガムシャラにこいでいました」とこれだけ１着を積み重ねるのだから自分の得意パターンもわかっている。「あとはメンタルを強くしたい」と語る25歳の若武者がここから成長を遂げていく。

• 選手詳細データ

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  川上隆義 選手栃木・125期