本能のままに走る豊田美香 ~川崎競輪場~

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豊田美香
流れに応じた走りで決勝進出を目指す
体が勝手に動いた

 川崎競輪場では3日からFⅠシリーズが開催されており、第6レースの予選1・ガールズでは豊田美香(徳島・126期)がスローペースの中で一気に先制。
中島瞳に追いつかれて差されての2着だったが、動きと判断は悪くなかった。

 「練習グループと言う感じのものはないのですが、湊さんにはよくアドバイスをもらっています。他にも久米さん、(康平)真太郎さん(小川)、師匠(川口雄太)とか
周りの方からは『色々と考えてレースを』と言われていたんです。だから自分でも本当はもう少し考えてと思っていた。
なのに、初日は気づいたら本能のままに行ってイチがバチかで(先行して)しまった」。
しかし、予選1の競走は好内容。本人も考えて走る競走よりも赴くままに走った方が合っているだろう。

 豊田は4月の高知で落車。右の小指を手術し「スタンディングのバランスが取りづらい」と話す。それでもレースとしては「問題はない」ので予選2も何とかするだろう。
今後は抜糸もする予定。状態が完璧になった時、豊田はさらに強くなるはずだ。

木村貴宏記者

2025年9月3日 21時50分

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