鈴木奈央が不安払拭のまくり ~青森競輪場~

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鈴木奈央
白星スタートに安どの表情
「感覚的に体が動いた」

 青森競輪場でF2ミッドナイト「競輪公式投票CTC杯」が9月11日から開幕した。ガールズシリーズでは、1レースに登場した鈴木奈央(静岡・110期)が2角3番手外並走から力強いまくりで快勝。人気の中心に推されていた大浦彩瑛を撃破した。

 狙い澄ました一撃が炸裂した。大浦の動きを警戒しながら2番手の位置で周回を重ねていた鈴木奈は「周回中に大浦さんの位置がぐるぐる回っていたので見えてなかった」とレース回顧。それでもラスト1周で大浦が仕掛けると、その動きにしっかり反応。2角からパワフルなタテ攻撃で一気に仕留めた。

 「渡口(まりあ)さんが大浦さんに付いて行ったので3番手と思ったが、大浦さんが(スピードを)緩めたので。その勢いで行った感じ。大浦さんとは初対戦で、もっと思い切って行くのかと思ったらバックで流していたので行けましたね」

 勝負所を逃さないまくり上げはさすがの一言。「感覚的に体が動いた」と好感触を語り、「8月までは競輪祭(女子王座戦)の選考期間で体も心も疲れていた。走るまでは大丈夫かな、と思ったが意外と大丈夫でしたね」と満面の笑みを浮かべた。

 一抹の不安が吹き飛べば、あとは勢いに乗るだけ。持ち前の自在戦で連勝ゴールを狙っていく。

小野祐一記者

2025年9月12日 02時40分

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