自在が自分に向いていない

　川崎競輪場では18日からミッドナイトのFⅡシリーズが行われている。初日の予選1では5番手にいた下条未悠が最終ホームからまくり、
好位から先まくりに出た板根茜弥には4分の1車輪差で2着だったが動きは悪くなさそうだ。

　「1着獲りたかったですけどね。ホームで行って苦手な風だった。でも状態は悪くない。それと、マークの決まり手が付かなくて良かった」とホッとした様子だ。
予選1では先行はできなかったが「最近はバック数が増えてきている。以前は4本や6本。バック数を増やさなくては。自分から行くつもりもある」。
何故、そこまでバック数にこだわるのだろうか？
「自在が自分に向いていない。初手からマークすると力が変に入る。力みですね。それなら自分で風を切った方が楽。練習でやっているような感じになるので」。
色んなタイプがあるが、下条にとってはこの方法が最善なのだろう。

　下条は20日が25歳の誕生日。今開催の最終日にあたる。それだけに「決勝に乗りたいですね」と話す。予選2のメンバーを見ると「自在の選手が多そう」と隙を見せなければ、
下条が先行できそうな組み合わせだ。決勝へ良い誕生日を迎えたい。

• 選手詳細データ

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  下条未悠 選手富山・118期