神田龍がタイトルホルダーを抑えて初V! ~TIPSTAR DOME CHIBA~

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初のサインを刻む(写真左から山田義彦、神田龍、早坂秀悟)
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神田龍
次回は王者として連覇を目指す
7度目の挑戦で手にした初タイトル

 『PIST6 Championship 2022-23』EXTRA STAGE ラウンド7は、3月26日(日)に最終日が行われた。決勝戦にはタイトルホルダーの山田義彦と早坂秀悟が順当に勝ち上がり、2名の選手が初の優出を決めた。機動型同士のスピード戦が繰り広げられた中、山田義彦の仕掛けに俊敏に切り替えた神田龍が差し切って完全Vを飾った。2着にはまくった山田が粘り、神田を追走した早坂が3着に入った。

 決勝戦のスタートポジションは先頭から竹内雄作-神田龍-早坂秀悟-原清孝-山田義彦-小佐野文秀。レースは残り3周を過ぎてペーサーが退避しても各選手の動きはなく、そのままレースは進む。残り2周になると山田がスパートを開始して、残り1周半で車間を空けて機をうかがう神田の横に並びかけるとそのまま加速していき、残り1周で竹内を叩き切る。神田は山田に俊敏にスイッチして脚をためて直線で差し切った。

 「今まで決勝には乗れていたけど、着が悪かったし優勝できて嬉しい。(決勝戦を振り返って)誰も押さえに来ないと思ったし、竹内さんが駆けると思った。自分は山田さんに合わせて出ようと思っていたけど、山田さんの仕掛けが早くて想定外。切り替えてからは踏み直されると嫌だったけど、山田さんも早めに行って疲れている感じだった。(今シリーズは)展開が良かったし、自分のスピードも悪くなかったと思う。今後の課題はハロンタイムですね。(現行)競輪の方も最近は良くないし、この優勝をきっかけにしていい影響が出れば」
 
 7度目の挑戦でつかんだ初タイトル。これまで決勝戦では結果を残せず悔しい内容が続いていただけに喜びもひとしおだろう。今回の優勝はタイトルホルダー2名を破り価値あるもので、今後の活躍の起爆剤になるに違いない。

髙野航記者

2023年3月26日 21時21分

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